格安スマホの契約を考えている方で、現在使用中のスマホ本体を格安スマホでも使いたいという方もいらっしゃるかと思います。
最近はスマホ本体の割引も中々できない時代になってきたので、出来れば端末代金を抑えたいですよね。
そこで今回は、『今使ってるスマホをそのまま格安SIMで使えるのか?』ということについてお話します。
今使用中のスマホ本体は格安スマホで利用できるものもあれば、利用できないものもあります。
本体を買わずにSIMカードのみを契約し、契約後に実は使えなかった場合、かなり高額の出費になってしまうのでご注意ください。
料金を節約する為に格安SIMに変えたのに、
「結局使用できなくて新しいスマホを買うはめになってしまった…」
なんて悲しいことにならないように気をつけましょう!
格安SIMで『そのまま使えるスマホ』と『そのまま使えないスマホ』では、どのような違いがあるのか?
初心者の方にもわかりやすいように画像つきで説明していきます!
Contents
あなたのスマホはどこの会社で契約したもの?
国内に流通しているスマホは、docomo(ドコモ)、SoftBank(ソフトバンク)、au(エーユー)など大手キャリアで契約されたものがほとんどです。
格安スマホで今使っているスマホが利用できるか、できないのかは何処のキャリアで契約されたスマホなのかがとても重要になってきます。
まず、結論からいうとドコモ、auで契約されたスマホに関しては、ほとんどの場合で利用できます。
一番注意しなければいけないのがソフトバンクで契約されたスマホになります。
同じiPhoneでも格安SIMが使えるものと使えない物がある
例えば、今発売されているiPhone7はドコモ、au、ソフトバンクから、それぞれ発売されています。
全く同じiPhone7ですが、さきほどお話したように契約した会社によっては格安スマホで利用できないこともあります。
「友だちがiPhone7を格安SIMで使ってるから、わたしもやってみよう」
と安易に契約してしまい、実は使えなかったとならないように注意しましょう。
繰り返しになってしまいますが、大事なのはスマホの種類ではなく、どこの会社で契約されたスマホなのかということです。
契約した会社によって格安スマホ、格安SIMが利用できない理由
実は格安スマホ、格安SIMの取り扱いをしている会社はドコモ、auなどから回線の一部を買い取りそれをユーザーに販売しています。
回線を借りて販売している業者のことを一般的にMVNOと呼びます。(画像の例ではmineoのことになります。)
そのため、ドコモから回線を間借りしている格安スマホの会社であればドコモで契約したスマホはそのまま使えますし、auの会社から間借りしている会社であればauで契約したスマホを使うことができるわけです。
つまり、今使っているスマホを格安SIMで利用するためには、契約しようとしている格安SIM業者が同一の回線を利用している必要があります。(格安SIM業者の使用回線についてはのちほどご紹介します!)
このように決められた回線でしか利用できないように、スマホ本体にロックをかけることを『SIMロック』といいます。
『SIMロック』を解除できるスマホがある
実は『SIMロック』を解除できるスマホがあります。
SIMロックを解除すると他の会社の回線でも利用できるようになります。
例えば、ソフトバンクで購入したiPhoneのSIMロックを解除すれば、ドコモやauの回線を使っている格安SIM業者でも使えるようになるわけです。
しかし、SIMロックの解除にはいくつか条件があり、ドコモ、au、ソフトバンクによって条件が異なります。
SIMロックの解除は手数料がかかるのでドコモ、auの方は無理にロックを解除する必要はありませんが、ソフトバンクの方は格安SIMを使用する場合必ず必要な手続きになります。
auのスマホをドコモの回線を使用している格安SIM業者で利用したい場合などはSIMロックの解除が必要になります。
docomo(ドコモ)でSIMロックを解除できるスマホ
2015年5月以降に発売されたドコモのスマホであればSIMロックの解除ができます。
2011年4月〜2015年2月に発売された端末であっても機種によってはSIMロックの解除が可能です。(こちらから確認できます。)
au(エーユー)、SoftBank(ソフトバンク)でSIMロックを解除できるスマホ
2015年5月以降に発売された端末で、機種購入日から181日目以降であること。
auとソフトバンクの場合は2015年5月以降に発売されたスマホでなければSIMロックの解除はできません。
また、購入日から181日以降経過したものである必要があります。
『発売日』では無く『購入日』なのでご注意ください。
どこの格安SIM業者を選択したら良いの?
SIMロック解除されたスマホの場合
基本的にどこの格安SIM、格安スマホ業者でもお使いいただけます!
SIMロックの解除が出来ないソフトバンクのスマホの場合
今使っているスマホがSIMロックの解除条件に合わず、ロックの解除ができないという人も沢山いらっしゃるかと思います。
基本的にドコモ、auの方であればSIMロックを解除することなく格安スマホを利用できますが、ソフトバンクの方の場合とても困ります。
ソフトバンクでSIMロックが解除できないスマホをお使いの場合、格安スマホを契約するためには必ずスマホ本体を購入する必要があるからです。
格安スマホ業者は沢山ありますが、ソフトバンクから格安スマホに乗り換える場合、UQモバイルが圧倒的におすすめです。
詳しくはこちらの記事に書いてありますが、UQモバイルは端末の同時購入の割引がとても大きいからです。
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SIMロックされたドコモ、auのスマホの場合
対応した回線を使用している格安SIM、格安スマホ業者を選択することになります。
格安SIM、格安スマホ9社の利用可能な回線とおすすめの会社
比較として主要な格安SIM、格安スマホ業者9社から利用可能な回線とオススメの会社をご紹介します!
この中で、唯一SIMロックされた端末のみしか利用ができないのがワイモバイルとなります。
なぜワイモバイルはSIMロックを解除しないと利用できないのかというと、ワイモバイルはドコモ回線でもau回線でも無い、独自のワイモバイル回線を使用しているためです。
私のおすすめは以下の4社です。
格安SIM、格安スマホの中で唯一090/080の電話番号を利用したかけ放題が利用可能なY!Mobile(ワイモバイル)
端末のセット購入がとても安いUQ Mobile(UQモバイル)
音楽聴き放題のLINE MUSICが最大70%オフの月額300円で利用できる LINE Mobile(ラインモバイル)
他ユーザーとの交流でパケット代が節約できるmineo(マイネオ)
UQモバイルやワイモバイルはCMなどでもお馴染みですが、他の会社と比較して通話品質、無料サービス、速度、割引額などトータル面でかなりリードしています。
運営会社もワイモバイルはソフトバンクグループ、UQモバイルはKDDIグループが運営しています。
しかし、この2社をMNPで利用する場合、au→UQモバイル、ソフトバンク→ワイモバイルはおすすめしません。
なぜかというと同一グループ内でのMNPになってしまうのでユーザーが乗り換えるメリットが会社側に無いため割引を受けることができないからです。(新規契約の場合はこの限りではありません)
この2社に次いでおすすめなのが、LINEモバイルとmineoです。
LINE Mobileは音楽聴き放題サービスのLINEミュージックが月額たったの300円で聴き放題でさらにデータ容量を消費しないで利用できます。
また、LINEの音声通話もデータ容量を消費しないで利用できるので、どんなに通話をしてもデータ容量を圧迫しません。
mineoはユーザー同士でパケットをわけあえるので知り合いに利用者がいる人におすすめです。
SIMロックが解除されたスマホのみ利用可能の会社
docomo(ドコモ)の回線が利用できる格安SIM、格安スマホの会社
au(エーユー)の回線が利用できる格安SIM、格安スマホの会社